「リーガル・ハイ」の古美門は堺雅人しか演じられない

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堺雅人が演じる古美門は偏屈で毒舌で「正義は金で買える!」と言い張るのですが、勝率は100%という辣腕弁護士です。
そんな古美門のもとにやってきたのは新垣結衣が演じる、正義感が強い新米弁護士の黛真知子です。

全く性格が正反対の二人なのですが、黛は古美門のもとで終始手厳しく指摘されながら働くことになります。
手厳しく指摘されるというとシリアスな感じがしてしまうのですが、古美門の毒舌に黛も全然負けていませんし、同じくらい言い返します。

リーガル・ハイが面白いのは誰が見てもアウトだと思う発言し、第一に金、第二にも金という金のためにしか仕事を受けません。
裁判に勝つためならば「草の者」と呼ばれるスパイを雇い、犯罪まがいのことをしてしまう古美門なのですが、決めるときにはビシッと決めたり、意外と人情があったりもします。

「あぁ、いいシーンだな」と思っても、「いいシーンだったのに…」という展開が必ずあるのがこのドラマです。
ほぼ同時期に堺雅人が主演ドラマの半沢直樹があったのですが、半沢直樹も顔が激しく動くものの終始まじめな話であったのに対し、リーガル・ハイは終始堺雅人が古美門をハイにコミカルに演じ、時にセルフパロディではないかという場面もあるのも見どころです。

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