イノセンス 冤罪弁護士のリアル感

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イノセンス 冤罪弁護士は、無実の罪で逮捕や起訴された人々を苦しめる冤罪に対し情熱と科学を武器に立ち向かう異色弁護士たちのヒューマン・リーガルエンターテインメント作品です。
凄腕弁護士として知られている黒川拓。

しかしその素顔は変わり者で取材が大の苦手です。
同じ法律事務所の新米弁護士和倉楓は、そんな黒川とタッグを組むことになり、四苦八苦する事になります。

拓の父親はエリート検察官であり、恵まれた環境で育った拓がなぜ報酬の少ない刑事事件の弁護ばかりを担当しているのかといった謎解きの要素も見どころです。
パワハラやセクハラ、医療ミスなど現実社会でも問題になっている事件を多く取り扱っていて、リアリティーがあり考えさせられ、コメディーだと思って見ると良い意味で裏切られます。

特に、医療弁護の難しさやスポーツ界のパワハラ問題の話は実際ニュースでもよく報道されるのでリアルにシンクロしています。
また、自白による状況証拠を重視してきたが為の冤罪事件の再審請求の困難さを扱ったエピソードは裁判制度に疑問を感じている人にも見てほしいと感じました。

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